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「さすがやね! イチロー道」 [スポーツ]

「さすがやね、イチロー!」  彼の歩みはどんな夢に続く道なのか? と思っていたけど!

宮古島キャンプ・・風のように現われたイチロー。

その風が、日本選手の表情をどんどん変えていった。 TV画面から伝わってきて、まずそれが気持ち良かった。・・何かを期待していた。

そしてWBC・・起こるべくして起きた暴力的判定! これがアメリカルールなのか。 しかしそんなことがかえって奇跡的な結果につながるんだ!・・当然。

千載一遇のチャンスが彼らの表情を変えた。 王監督の信頼。 JAPAN選手の本気。 それに勝る真剣さで応えるイチローが常にいた。・・期待が膨らんだ。 

その結果・・・優勝! さらに笑顔の輪を大きく大きく広げることになった。 TV画面のこちら側まで笑顔が広がった・・。

・・何がこの未来へと導いたのだろう? 夢の大陸で、自分の足跡を刻み続けていたイチロー。それが仲間との新しいフィールドへと広がっていった!そこは彼の道の延長線上にあったのだ、と想う。 だからあの孤高のイチローが子供のようにはしゃいだのだと。心を遊ばせる場所で。

・・そんな夢を想像していたのだろうか? きっと夢の向こうで、新しい夢に出会えたのだと私は想った。 良かったねイチロー君。

 本物の道はきっと人と人を繋ぐ道だ。すばらしい道を感じさせてもらったWBCだった。ありがとう選手の皆さん!また球場へ行きたくなりました。        


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僕らの絵日記~「タイムトンネルの向こうから」 [ゴールデンブログアワード]

5 「トンネルの出口はここに!」

 1995.5.22 リンゴの花がヒントをくれた」 ・・さらに暗いニュースが続く毎日、庭仕事の気力が出ないまま春が訪れました。 そして、ようやく庭へ降り立った5月22日、小雨の中でリンゴの花が咲いていたのです。 咲く花に“はっ”と気づいて、 「そうだ私はこれだ! ここからだ。」 『今のように明るく感じたことを! 庭から見つけた楽しいことを出していこう!』と迷いがふっきれました。 そしてすぐその思いを雑誌の愛読者カードに書いて送ったのが、初めの第一歩となりました。・・それ以来、庭の意識が外へと変化していったのです。

 私の発信は、やがて訪れたガーデニングブームによって、雑誌やテレビで様々に受け留められ、全国の庭仲間との交流、オープンガーデンの開催など、それまで考えられもしなかった方向へとどんどん発展していきました。

⑮ 1998.10.31 「10年一区切り!」 

 転職を決心して、ちょうど10年後、また一つ不思議な出来事が起こりました。 あるテレビのお庭番組に出たときのことです、自分でもびっくりするぐらいごく自然に、次のような言葉が生れたのです。

「・・・いま8年でしょ。一応10年を一区切りに思っているのですよ。・・そして何年かたって振り返ってみた時に何かもっといいものがね、出てきたら嬉しいなあと思っています。

 ~だからその時本当に心に響いたものを、一つ一つ植え込んで、種をとって・・お仲間増やして花も人も~明るくって楽しい部分がもっとね・・・広がっていって欲しいなあ~と思って庭づくりしています・・・。」 

・・この言葉が生れてたとき、自分の心が解き放たれていくのを感じました。 「トンネルを抜けた!」・・そんな感覚でした。・・楽しかった大阪での暮らしに終止符をうって、新たな生活を決心して10年でした。共に歩む人、呼びかけてくれる人、そんな人達がいてこそ、抜け出すことのできたトンネルだったと思いました。そして、最後にトンネルで出口の扉を押すのはやはり、自分自身なんだ ということもわかりました。

そして私に場合、「トンネルの出口はお庭に通じていた!」・・と思います。

6 「記憶の旅人になって!」

 ・・・私は記憶の中の住人に戻り、懐かしい仲間にゆっくり話し掛けながら、10年の旅人になってみました。 そして、昔、言えなかった言葉をかけたり、あるときは相手と自由に入れ替わったりしながら・・10年を旅してみたのです。

 記憶の中では、過ぎ去った時間の好きなところどこへでも、ぴょんと飛び込むことができます。 テーマに沿って時間を自由に区切ってみたり・・・過去や未来へ、一足飛びに行ったり来たり!~記憶は、不思議なタイムトンネルです。・・・「なぜ?」「どうして?」 あなたの不思議をいっぱい、胸のポケットに入れて記憶の旅人になってみませんか!・・・そして昔、言いそびれた「ごめんね」や「ありがとう」を言ってみましょう。 ・・きっと、「成る程!」「そうなんだ!」 ・・たくさんの発見や深い感動が返ってくるでしょう。そして旅するごとに、見える景色や聞えてくる言葉がどんどん変わっていくでしょう。

・・あなたも記憶の住人と一緒に、時の旅人となってどうぞ素敵な旅を!・・・どこかで花いっぱいのペンションを見つけたら、声をかけてみて下さい・・・

その時の合言葉は、もちろん

  「いつかはペンション」!・・・            the end


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僕らの絵日記~「タイムトンネルの向こうから」 [ゴールデンブログアワード]

⑫ 1994.9.7 「化石の谷 トンネルの出口へ!」 そんなわけで僕たちは、「アンモナイトが採れるかもしれない」という、オカンの大きな夢に付き合って、今この真暗なトンネルを歩いているのだ。・・・「不思議な1日」の続きより・・

「出口は近い」 10分いや、それ以上の気がした。歩いて歩いて・・真暗闇を、お互いの足音を頼りに歩いた。そしてようやく「もうちょっとや!」~うっすら向こうに明るみを感じた・・。「あ~やっと出口や。」 ホッとした途端、「さあアンモナイトや。」 薄暗がりの向こうに次の宝物のイメージがもう浮かび上がってきた。 全く現金なものである! 

「トンネルの外へ、そして憧れのアンモナイトは?」 ~やっと、出口へ・・トンネルを出た瞬間のまぶしい光! そこは目の眩む別世界だった。トンネルの向こうへ出たのだ!・・僕らしばらく目を覆っていた・・! 

~しかし、いくら探しても、アンモナイトは一つも見つけることはできなかった。 いやそこには二枚貝のかけらさえも入った石はなかった。 ・・それは『採集』にはよくある結果だけれど・・僕たちはむしろ、目の前に広がった光景に圧倒されたのだった。

「厳しい自然に阻まれて」 そこには荒涼とした光景が、威圧するような迫力で迫っていた。 砂防ダムが上流へ上流へと幾重にも建設されていて・・しかも、それを乗り越えんばかりの勢いで、角張った巨大な岩がダムを埋め尽くしていたのだ。・・季節が変われば、凄まじいほどの雪解け水が!、あるいは集中豪雨がこの谷に!~その巨岩を動かす猛々しい自然の姿を想像して、スゴスゴ退散した。 夢のアンモナイトは厳しい自然の奥深く、2億年の眠りについていたのだ。 我々が遊びに行く世界ではなかった。2億年のタイムトンネルをくぐることはできなかった。

・・しかしこの4ヵ月後想像を絶する出来事が!

⑬ 1995.1.17 「大震災の記憶」 関西の地を離れて5年。 故郷で起きた大地震のニュースに私達の心は凍りついた。・・広がり続ける大きな被害、ズタズタに引き裂かれた、懐かしい場所の映像が容易には信じられず、テレビ画面にくぎ付けになった。・・画面の中に身内の家を探し、 『これは現実なんだ。今、あそこで同時進行している現実だ。』と、画面を見ながら 何度も自分に言い聞かせた。~すぐ窓の外には輝く雪景色が広がっている。 その何とも例えようのない違和感! 画面は荒廃した街の映像を流しつづけ・・この二つの世界を何度も何度も見比べた。

⑭ 1995.1.28  「僕たちに何ができるか」!~ こうして呆然としている時、一本の電話がかかり・・「一体僕たちの何ができるだろう」と問いかけられたのです。 電話の主は、私達の共通の恩師。 活発になるボランティアも連日報じられていて、ここから動けない自分達をはがゆく思っていた時でした。  ~「ここで、何が、できるか?」~ その答えは、すぐには見つからず、やがて 「未来に向かってできることを探していこう。」と意識するようになったのです。


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僕らの絵日記~「タイムトンネルの向こうから」 [ゴールデンブログアワード]

 10年日記・第2章

 ’86年ごろから始まった 次の10年は、自分で道を作る 未知の世界への実験?・・・あえて その道を選んだのは なぜだろう? 今までの夢の延長線上だろうか! 新しい世界に託した夢は何?・・ゆっくり歩んで、出合えた風景 出会えた人たち から何かが分かるはず!?・・でもそれは 歩いてみないと分からない 人生の道。 ~しかし歩んだ人には 記憶という宝物が残る たった10年前の、生まれたての化石だけれど・・ 今、 真暗闇のトンネルを進んだ記憶を重ねてみよう・・ 

~タイムトンネルの向こうから 力強い足音が 響いてくる 記憶の住人達の。

4. 「10年あれば何かできる!」

     ~ペンションの庭開拓史~ 

 1988.12.30 「 旅人から住人へ!」 転職しようかまだ半分迷いながら訪れた時、この湖の風景に出会いました。 南から北へ、白く輝く三つの火山が、凍りついた湖の向こうに、朝の光を受けて輝いていました。~「その地その地の良さがある!」 ~ゆったりと広がる裾野からは火山の持っていたエネルギーが伝わってくるようでした。・・「転職しよう! ここから再出発だ。 エネルギーがあるうちに!」

~不惑の年の入り口で・・・車を降りて、自分のペースで歩いていこう! 僕たちは高3と中2で転校し、家族は誰も反対しませんでした。

⑧ 1990.5.22 「夢の庭を目指して?」 描いた夢は~アンの家にキキの庭。~それぞれの趣味を生かして手作りで・・

~そして、ゆっくり歩いて、ゆっくり作っていこう!~元々母はそう思っていたけれど・・・

⑨ 1990.7.22「夢のオープン?」 現実のこのお庭はあまりにも悲しかった。 元々あった緑の芝は壊されて、広がっていたのは土だらけの庭300坪余り・・・。心は、呆然と庭に佇み・・・けれど猛然と新しい仕事に向きあった日々。 夢と現実の落差を思い知った・・。

⑩ 1992.8.11   「300坪のパッチワーク!」 トラブル続きで一向に進まない庭、当てにならない業者。はびこる雑草のすさまじい勢いに痺れを切らした母は、「よし、それなら自分でやるよ!」「まず元の緑に戻そう!」 固く決意して毎日庭に這いつくばった! 徹底的に手作業で!~クローバーやチドメグサ、しつこい雑草の根っこの先まで掘り取り、抜き去り、替わりに 芝の小苗を きれいに揃えて植え付けていった ~ただし、1本1本ばらばらの西洋芝だった。(寒冷地でコウライは生育できないから) ~1平米にまる1日、ひどい所は1週間を要した。目指すは1000㎡余。 先の見えない真暗なトンネルのようだった ~「果たしていつ、出口に着くのだろう?」・・

~成果は目に見えないゆっくりしたスピードで・・しかし確実に現れ始めて・・芝生はピカピカになっていった~

 ⑪ 1994. 9.7 「アンモナイトの待つ谷へ」 大学生になった僕が久しぶりに家へ帰ると、芝生がピカピカになっていて、いつの間にかアプローチがリニューアルされていた。オカンの超スローライフには呆れるばかり!~もう付き合いきれない・・と思っていたら、化石採りに誘われた・・『ヤレヤレ またお付き合いだ!』


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僕らの絵日記~「タイムトンネルの向こうから」 [ゴールデンブログアワード]

 タイムトンネルの向こう側から、記憶の中を旅したら・・“10年”は、 あっという間に過ぎ去った・・ 僕たち家族の ごく当たり前の幸せは、たった10年で終わり・・でもそれは とっても大切で 僕には不思議な化石のように思えた・・。

3 「不思議な1日」・その2 

化石の谷のトンネルへ 「’94年9月7日 晴れのち曇」

「到着」 「あっ、トンネル見えてきた!」・・息子の大きな声が聞えて、突然現実に引き戻された。もう何キロ走っただろうか。黒いトンネルが向こうに見えていた。手前に柵があって、もうそれ以上車で進むことはできなかった。山の斜面に真っ黒な穴がぽっかりとあいていた。奥のほうは真暗闇だ。荒削りの壁はゴツゴツとした岩肌がむき出しになっており、しみ出した水で鈍く濡れていた。 

「入るべきか?・・」~ 「どうする?真暗やなあ。」 「無断で入ってもいいやろか。」 ~私達3人は、得体の知れない真暗な穴を前に一瞬躊躇した。 懐中電灯を忘れたことがまた悔やまれたが今さらどうしようもない。・・「あの川伝いに上がって行けないかなあ。」~「でも遠回りするのは、やっぱり天候が気になるし・・。」 皆でひとしきり意見を出しあった後、息子が、「大丈夫やろ、あの人らも行ったんやから。」と~皆を元気づけるように勢いよく言って、ザックを背負った。私はハンマーを手にしっかり握りなおした。そして、3人横一列になってトンネルの中へと入って行った。

「トンネルの中へ」 ・・初め見えていた岩肌もすぐ色が判別できなくなり、陰影がどんどんなくなっていった。・・壁を手探りするのは想像しただけで恐ろしい。何にもぶつからないで進んでいるのが不思議なぐらいだ。・・「一体何分掛かるんやろなァ」気にしていたことを息子が先口に出した。我々を気遣ってのことだろう。~いつの間にか息子が数歩先を歩いていた。・・私はできるだけその真後ろについた。

「漆黒の闇を歩く!」・・「ちょっとずつ曲がってるで!」・・・やがて光が全く届かなくなった。どんなに目を凝らしても、全く何も見えない。漆黒の闇。 初めての経験だった。~暗さに慣れるどころか・・一切何も見えなくなった! 今度は上下感覚がおかしくなってきた。足元はしっかり地面を踏んでいるにもかかわらず、体がフワフワ、雲の上のようだ。重力の感覚までおかしくなるような闇だった。~先を進む息子の足音と、左から聞える夫の足音で辛うじて自分の位置を測った。

「一歩、また一歩」・・もう何分ぐらい歩いたのだろう。そしてまだ後何分歩くのだろう。距離も時間も定かでない!それが「暗闇」と言う世界だ。もしこれが自分一人だったら、恐ろしくて絶対入れなかっただろう。

 

~全く先がわからないまま、ひたすら歩いて歩いて・・歩いた暗闇~ この体験は、 長い人生の トンネルの記憶と重なっていく・・それは途方もなく長くて 中にいる者には トンネルだと分からなかった・・苦しかったり 悔しかったり いろいろで・・でも振り返ると 一緒に歩いてくれた人の姿が見えてくる。 呼びかけてくれた人の声が聞え、 はるか向こうの 高い山のような存在に気づく!・・多くのものに 励まされて あのトンネルを 抜け出したのだ・・・!

~もう一度タイムトンネルの向こうへ戻ってみよう!・・2つ目の入り口へ!


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僕らの絵日記~「タイムトンネルの向こうから」 [ゴールデンブログアワード]

 ・・・『息子と来るのはずい分久しぶりだなあ!』・・昔はよく信州へドライブしたのに、それがもう今は信州で暮らしている。時間が経つのはあっという間だ・・。 カーブをきるたび現れる新しい風景が、つぎつぎと、過去の記憶を呼び起こしていきました。~そして記憶の住人の懐かしい声が、 「パパ~!」と呼びかけてきました・・・。

 10年日記・第1章 (1975年~1985年 )

1 「時の旅人・記憶の住人」

 昔々、今から30年ほど前、ぼくたちは大阪近郊のある町に住んでいました。ぼくが一才になった時、パパとママはチューリップの球根を20個買ったのですが・・・次の春2個のプランターに赤いチューリップがいっぱい咲いたとき、ぼくたちの花と旅の物語が始まりました。

 '75.4.29  「お庭ができたよ」 ママはとってもお花好きで、「絶対これを土に植えたい! お庭が欲しいなあ~」と、庭付きの小さなお家を見つけました。赤いチューリップに囲まれて、皆、とっても幸せでした。 「もうすぐ妹が生れるんだよ!」

 

②  '78.8.10 「憧れの高原へ」 妹が2才になった年、パパの運転する車で信州へ行きました。おじいちゃんやおばあちゃんも一緒。「ペンションに初めて泊まったんだ」・・高原はお花がいっぱい!大きなお庭だった。 ママは「ワアーきれい! あそこで停めて~」って大騒ぎ。それから何度も、ぼくたちは信州へ行きました。

 

 ③ '82.12.19 「夢のマイホームへ」  新しいお家へ引っ越して、ウッドデッキを作りました。僕たちもペンキ塗りのお手伝い。家族会議で犬を飼うことにしたよ、嬉しいな!名前は“シルバー”だ。  

 

 ④ ’83.3「雪大好き!」 大阪にも雪が積りました。ウッドデッキで雪だるまを作ってとっても楽しかったよ。                   「どんぐり目玉が可愛いでしょ。」  お兄ちゃんのはおっきいなあ!」 可愛いよ 冬のアナタ達!

         

 ⑤  ’83.4 「ペンションみたい!」  信州に憧れてママは大阪のお庭に白樺を10本植えました。来た人が「なんやペンションみたいやね。」と言ったので、「うん。いつかはペンションや。」と冗談を返しました。 このとき以来パパとママの合言葉、「いつかはペンション」 になりました。

 1つの命が与えられ・・小さな歩みが一歩ずつ。やがて・・小さな夢が叶えられ・・でも、それは長くはつづかなかった・・。

 数年後、だんだん忙しくなって、誰もこの庭で遊んでくれなくなったのです・・・。                       

 ’85.10 消えゆく風景  5分行けば里山や田園が広がっていた大好きな風景。・・しかしやがてお散歩は真夜中になって、 家族が集まる風景がどんどん消えていきました。 

   

 そして '’88年、高1の春、とうとう、はキレテ「ソンナンヤッタラヤメテマエ!」 と叫んだ・・・。オカンに(オカンは固まった)。自分に。時代に・・。

 '88.5月 シルバーが死んだ。『ごめんね。シルバー、ごめん!』

 庭も家も空っぽで、家族の笑顔が消えた年、昔の冗談から次の夢が頭をもたげました。「いつかはペンション。」~しだいしだい僕たちの心の中でふくらんで、今度は家族の合言葉になっていきました! あのチューリップがゆっくり小さな芽を出したように。


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僕らの絵日記~「タイムトンネルの向こうから」 [ゴールデンブログアワード]

~ 団塊ファミリーのフォトエッセイ ~

~タイムトンネルの向こうへ~

 記憶は 長いトンネル・・ 振り返ったり、思い出したりして 旅をしてみよう 懐かしい光のもとへ!

 その入り口と 出口は 自由に決めることができる。 “どこでもドアー!”で 好きな10年を 一区切りにすることも。 記憶は まるで タイムトンネルだ!

 もう一度 記憶の住人にもどってみよう。 あの時 言えなかった 「ごめんなさい」も いまなら 素直に言えるかもしれない。 あの時 見過ごしてしまったことも 今なら 見えるかもしれない。 新しいアリガトウが 生れるかもしれない・・・。~もう一度 人生の同じ道を旅してみよう。 ~記憶の住人と おしゃべりしながら! 何度も行き来していると 10年の旅が一つの風景に変わっていく。 10年を いくつも、 何度も見ていると・・ 風景が、 重なり合って置き換えられて また少しずつ違った風景に変化していく・・

 何度も記憶を旅していたら “10年”の風景が 凝縮されたような 不思議な1日があるのを発見した! タイムトンネルの中で!

 

      僕らの絵日記

        「タイムトンネルの向こうから」

~記憶は不思議なタイムトンネル!過去へ未来へ自由自在・・ ・・創造力をフル回転!~

1 「不思議な1日」・その1 

アンモナイトの谷へ 「'94年9月7日 晴れのち曇」

  
「憧れのアンモナイト!」 今から10年ほど前の9月、僕らはある県境の林道へ化石を採りに行きました。その夏休み、「化石採ってきたぞ!アンモナイトは駄目だったけど・・」と友達家族が自慢したからです。 「えっ、アンモナイト!」 ~『昔あった』という話なのに、博物館でしか見たことのないあの丸い姿を想像して、僕達の心は早や中生代へと一足飛び!
 今日早速、採集名人の息子を誘って、この林道へとやってきたのだ。
 ただ、「途中に長~いトンネルがあるから必ず懐中電灯持って行けよ。」と聞いていたのに、てっきり忘れて来てしまった。いやな予感がしたものの、もう引返せる距離ではなかった。~「彼らも行ったことだし、まあ何とかなるだろう。」と安易に考えていたのだが・・。

「見つけたよ!」 川沿いの道を進んで行くとほどなく、大きな露頭が現れてきた。 「何かありそう。車停めて~!」大きな岩の塊を見つけて早速母が叫んだ。                           「オッ、あるある。」  「ワアー見つけたよ。二枚貝や!」 石の側面をハンマーで軽くたたきながら早くも歓声が上がった。「あっ、あ~あ。こわれた」 と一人なんとも賑やかだ!
 思い思いにひとしきり採集を楽しんだあと・・「きれいな貝殻、うまく出ないねえ。」 「なんやまたシダの葉っぱや。」とある程度満足したようだ。なかなか幸先がよい。

化石のある露頭

ハンマーで横からたたく(力加減がコツ)

「夢のアンモナイトへ!」・・ 「ようし、今度はアンモナイトや!」と、皆、上流への期待を膨らませた。しかしはるか行く先の上流をのぞむと、険しいV字谷が幾重にも重なっている。~不意に、「今日は天気大丈夫かなあ?」 ここ数日来、雷雨が続いているのが気になってきた。 空を仰ぐと、遠く見知らぬ山の稜線にゆっくり、入道雲が湧き始めている。

 ~「さあ早くアンモナイトの谷へ行こう!」~ 


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