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僕らの絵日記~「タイムトンネルの向こうから」 [ゴールデンブログアワード]

~ 団塊ファミリーのフォトエッセイ ~

~タイムトンネルの向こうへ~

 記憶は 長いトンネル・・ 振り返ったり、思い出したりして 旅をしてみよう 懐かしい光のもとへ!

 その入り口と 出口は 自由に決めることができる。 “どこでもドアー!”で 好きな10年を 一区切りにすることも。 記憶は まるで タイムトンネルだ!

 もう一度 記憶の住人にもどってみよう。 あの時 言えなかった 「ごめんなさい」も いまなら 素直に言えるかもしれない。 あの時 見過ごしてしまったことも 今なら 見えるかもしれない。 新しいアリガトウが 生れるかもしれない・・・。~もう一度 人生の同じ道を旅してみよう。 ~記憶の住人と おしゃべりしながら! 何度も行き来していると 10年の旅が一つの風景に変わっていく。 10年を いくつも、 何度も見ていると・・ 風景が、 重なり合って置き換えられて また少しずつ違った風景に変化していく・・

 何度も記憶を旅していたら “10年”の風景が 凝縮されたような 不思議な1日があるのを発見した! タイムトンネルの中で!

 

      僕らの絵日記

        「タイムトンネルの向こうから」

~記憶は不思議なタイムトンネル!過去へ未来へ自由自在・・ ・・創造力をフル回転!~

1 「不思議な1日」・その1 

アンモナイトの谷へ 「'94年9月7日 晴れのち曇」

  
「憧れのアンモナイト!」 今から10年ほど前の9月、僕らはある県境の林道へ化石を採りに行きました。その夏休み、「化石採ってきたぞ!アンモナイトは駄目だったけど・・」と友達家族が自慢したからです。 「えっ、アンモナイト!」 ~『昔あった』という話なのに、博物館でしか見たことのないあの丸い姿を想像して、僕達の心は早や中生代へと一足飛び!
 今日早速、採集名人の息子を誘って、この林道へとやってきたのだ。
 ただ、「途中に長~いトンネルがあるから必ず懐中電灯持って行けよ。」と聞いていたのに、てっきり忘れて来てしまった。いやな予感がしたものの、もう引返せる距離ではなかった。~「彼らも行ったことだし、まあ何とかなるだろう。」と安易に考えていたのだが・・。

「見つけたよ!」 川沿いの道を進んで行くとほどなく、大きな露頭が現れてきた。 「何かありそう。車停めて~!」大きな岩の塊を見つけて早速母が叫んだ。                           「オッ、あるある。」  「ワアー見つけたよ。二枚貝や!」 石の側面をハンマーで軽くたたきながら早くも歓声が上がった。「あっ、あ~あ。こわれた」 と一人なんとも賑やかだ!
 思い思いにひとしきり採集を楽しんだあと・・「きれいな貝殻、うまく出ないねえ。」 「なんやまたシダの葉っぱや。」とある程度満足したようだ。なかなか幸先がよい。

化石のある露頭

ハンマーで横からたたく(力加減がコツ)

「夢のアンモナイトへ!」・・ 「ようし、今度はアンモナイトや!」と、皆、上流への期待を膨らませた。しかしはるか行く先の上流をのぞむと、険しいV字谷が幾重にも重なっている。~不意に、「今日は天気大丈夫かなあ?」 ここ数日来、雷雨が続いているのが気になってきた。 空を仰ぐと、遠く見知らぬ山の稜線にゆっくり、入道雲が湧き始めている。

 ~「さあ早くアンモナイトの谷へ行こう!」~ 


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